フケ改善!シャンプーの仕方から見直そう

フケが気になりだしてくる季節、ついつい気にしてゴシゴシ洗ってみたり洗う回数を増やしてみたりと、色々変えたりしていませんか?
でも、せっかく変えたその“色々”、もしかして逆効果かもしれません。
頭皮の環境を整えるのに、抑えておくべきことはそう多くありません。まずは、しっかり基本を知って、少し様子を見てはいかがでしょうか。
シャンプーの基本!「髪を洗う」ではなく「頭皮を洗う」

髪の毛と頭皮の汚れには、大きな違いがあります。
髪の毛につく汚れは「ほこり」「花粉」「化学物質」など空気中にあるものがほとんどですが、頭皮の汚れの大部分は「皮脂」!
髪の毛の汚れは流水でも洗い流せるのに対して、頭皮の汚れである皮脂はシャンプーでないと洗い落とせません。
皮脂を正しく落とせないままでいると、頭皮の常在菌が増え、ターンオーバーが乱れ、フケが出やすい頭皮環境になる悪循環に。
フケを改善する頭皮の洗い方

フケをなくす頭皮にするために、なにか特別なことをする必要はありません。毎日のシャンプーをちょっと見直す3STEPをご紹介します。
STEP1:朝シャン派?今日から夜に、1日1回にしてみて。
どうせ朝に寝癖を直すから、と朝にシャンプーする人はやめた方がいい習慣かもしれません。
夜に洗わないと、日中と寝ている間の長時間の皮脂で頭皮はベタベタ。多すぎる皮脂を放置すると、頭皮の環境はますます悪化。フケの原因になってしまいます。
だからといって洗いすぎるのも禁物。
夜にシャンプーして、朝もとなると、今度は皮脂が洗い流されすぎて、バリア機能が失われると、これもまたフケの原因といえます。
シャンプーは夜に1日1回。寝癖を直したり、朝シャワーを浴びないと目が覚めない人は頭皮を洗うのはやめるか、ぬるま湯ですすぐ位がおすすめです。
STEP2:シャンプー前の①ブラッシング②予洗い③泡立てをしてみて。
少ない負担でしっかり汚れを落とすために実践してほしいのは髪のもつれをなくして、シャンプーの泡立ちをよくする①シャンプー前のブラッシング、髪の毛の汚れを落とすために②ぬるま湯で予洗い、そして、シャンプー液を頭皮につける前に③液を泡立てること。
シャンプー液は、泡立てない原液のままでは、頭皮にとっては濃度が濃すぎて刺激がとても強い状態、泡立てる事で頭皮にとって適度な洗浄力になります。
また、泡立たないからとどんどんシャンプーを付けてしまいがちな人も、ブラッシングと予洗いで泡立ちがよくなるようにしておくのも重要です。
STEP3:頭皮は指の腹で洗ってみて。
髪の毛は予洗いの際に、ぬるま湯でほぼ汚れが落ちるとされています。
シャンプーで汚れを落とすのは、フケの原因にもなる「頭皮の皮脂」。
爪を立てずに、髪ではなく頭皮を直に指の腹の部分を使ってマッサージをするように洗うのがポイント。
すすぐ時は洗い残しのないように、30回くらいがベストと言われています。お湯の温度も熱すぎない39度くらいのぬるま湯がおすすめ。
NG!トリートメントやコンディショナーは頭皮につけないで。

髪の毛にアプローチするトリートメントやコンディショナーは、ほとんどどのメーカーも本来頭皮につけることは想定していません。
頭皮につけると、せっかくシャンプーで洗い流した頭皮に油分が残ってしまうかもしれません。髪を美しく保つケアと、フケなどのトラブルのない健康な頭皮環境のケア、しっかり使い分ける事で理想のヘアケアをしたいですね。